双極性障害

受給事例

20代女性 障害基礎年金2級 年金額約78万
17歳で近隣の心療内科に1度だけ受診したが、その後全く外出できなくなり、引きこもり状態が続いた。
 初診証明が5年以上前のことなので取れないかもしれないとのことでご相談をいただきました。現在も通院以外ほとんど外出されず、本人と会えたのも初回時のみで、以後の手続きは母親と相談の上で行うこととしました。
 初診の病院には幸いカルテが残っていて受診状況等証明書を作成いただくことができました。当方が作成したアンケートにお答えいただくことで、日常生活の詳しい様子を聞き取った資料を作成し、診断書作成依頼の際に医師にお渡した。その結果、病状を十分に反映した診断書を作成いただくことができ無事障害基礎年金2級の支給が決まりました。
40代女性 障害基礎年金2級 年金額約78万
未成年の頃から長年双極性障害を患っており、お母様が市役所に相談しご自身で障害年金の手続きを行ったが却下の通知が届いたということでした。
 その後、どうしても納得がいかなかったため友人の紹介で当センターにご連絡をいただきました。お母様は前回の請求書類一式のコピーを持っておられませんでしたので、まずは年金事務所から書類一式のコピーを取り寄せいたしました。
 その結果、前回の請求では、診断書の内容が障害等級には該当していませんでした。診断書を作成して頂いた病院については通院期間も短く、日常生活上の困り事やご病状が適切に伝わっていなかったため、病状の評価が実際よりも軽く記載されてしまったようでした。そもそも、服薬に対する抵抗感が強いため医師の指示にも従わず、自己判断で通院を中止していたため、再度の請求に当たっては、主治医が適切に病状を把握できるよう指示通りに通院、服薬をするようお話をしました。また、通院を再開するにあたり、診察の参考となるよう過去の受診歴や日常生活において支障をきたしている症状、具体的エピソードを資料にまとめて医師に手渡して頂きました。
 数ヶ月の定期通院の後、改めて診断書の作成をして頂き、その結果障害基礎年金2級が決定しました。
30代女性 障害基礎年金2級 年金額約80万
 中学生のころから不登校で発達障害と診断されました。18歳で就職したものの、同僚とのコミュニケーションが取れず、また休みが続いたこともあり居づらくなり退職。いくつかのバイトを転々とした後、32歳の時に知人の紹介で当事務所にご相談に参られました。
 身の回りの世話はご主人とお母様が行い、ご本人はほとんど家に引きこもった状態でした。
 初診が20歳前で、認定日請求を行う予定でしたが、認定日当時の診断書では診断名が神経症圏の病名であり、このままでは間違いなく不支給とります。担当医師と交渉した結果、当時からうつの症状が見受けられたとのことで備考欄にその旨記載いただきました。
 また現症の診断書についても医師から日常生活状況を知らせる情報及び申立書が欲しいとの要望があり、ご本人に聞き取りを行った後全ての書類を揃え診断書の作成依頼を行いました。
 結果遡及請求が認められ障害年金2級が決定しました。
50代男性 障害基礎年金2級 遡及5年で約400万
 20代前半の頃から浪費癖があり、職場の備品を転売して解雇されました。その後言動が荒くなったり、急に落ち込んだりといった症状が続き、30代の頃に離婚。自分を見つめ直すと言って車で旅に出て、その旅先で万引きをして逮捕されました。弁護士を通じ引き取られ緊急入院。それ以後数か所でバイトをするも続かず、自宅に帰って引き込取っているということで、母親が将来を不安に思い相談に来られました。医師は診断書作成には前向きでしたが、社労士を通してほしいとのことでした。母親を通じ、本人の生活状況を聞き出し、日常生活状況等を記した申立書を添付し診断書を作成を依頼。ご依頼を受けてから2月後には請求手続きが完了しました。さらに2か月後、障害基礎年金2級、5年遡及が認められました。